私は何をしているのか

当初、数ヶ月に一度の更新をこのブログでは想定していたが、某氏の強い希望もあり月に一度のアップを目処としようと改めるようになった。そして、前回たまたま月最終日に上げたため、今後も出来る限り同時期に投稿したいと思う。

 

このブログは、いまのところ元々知り合いが殆どのfacebookや、多少の個人情報を披露しているTwitterでのリンクから読まれることが基本であるため、改めてかしこまって自己紹介をするまでもないという思いもある。一方で、後々にブログとして一本立ち(?)した際に、このhoso9999という男が何者かを記しておくのは悪くないのではないかとも感じこのエントリーを書くこととした(自分が他人のブログを読む際、「プロフイール」的なものをまずは読もうとするため)。

 

 私は現在ベトナムのホーチミン市に住んでいる。駐在として住居を置き住み始めたのは2007年からで、ホーチミン市のプロジェクトに関わりだしたのはその5年前の2002年から。2002年から2004年と2006年はほぼほぼホーチミン市で生活していたので、聞かれる人によってホーチミン市には10年住んでいる、あるいは15年住んでいる、と答えるようにしている。ちなみに2005年はハノイとマニラ、2007年はモンゴルのウランバートルにそれぞれ半年程度住んでいた。

 

仕事のカテゴリーで言うと「開発コンサルタント」と呼ばれる業種に属している。政府開発援助(ODA)による技術支援などを行う際の技術者として現地に派遣され当該業務を履行するのが私の仕事である。専門としては「交通計画」「鉄道計画」となる。この業界に入った当初は、交通計画の一部分である「需要予測」を主な担当業務としていた。当該都市における現在の交通状況を分析し、将来起こりうる状況を予測し、どのような交通インフラの整備を行うべきか、その交通インフラの整備による改善効果を予測する担当である。その後、2007年に同業他社に転職したことに伴い、自分が係る案件が交通の中でもほぼ「鉄道」のみとなり、それから10年間は鉄道案件に関わるソフト分野を担当するようになった。需要予測を始めとする交通計画全般に限らず、財務や法務なども。補助する立場であるが、新たに作る都市鉄道の乗務員の運転免許証をどうするか、のような検討も長い間行ってきた(今でも行っている)。簡単に言うと「鉄道案件において他の鉄道技術者がやらないことをする何でも屋」という位置づけである。そして、専門家としてのみならず、ベトナム事務所を預かる立場として、営業活動や実施中の案件の問題解決補助(と言う名の尻拭い)も行っているのが現状である。

 

ずっと長く関わってきた案件は現在建設中の「ホーチミン都市鉄道1号線(Ben Thanh- Suoi Tien)」である。2002年に開発コンサルタントになって初めて関わった計画策定調査で提案したのがこの路線で、それ以来この案件形成ならびに案件の実施にもう15年も関わっている。この案件については別途エントリーを設けたいと思う。そして、2014年からはインドネシア事務所も預かる立場となり、ジャカルタで現在建設中の「ジャカルタMRT南北線第一期」に専門家としても深く携わっている。2017年9月現在、このジャカルタの案件が自分のメインタスクとなっている。

 

このような状況なので、月の内半分をハノイ含めたベトナムで、半分をジャカルタで過ごす生活をかれこれ2年近く繰り返している。シンチャオとスラマッパギを繰り返す日々。これが私がしていること。ベトナムとインドネシアの文化の違い、ベトナム国の首都であるハノイと経済の中心ホーチミン市の違いについても、また後日触れたいと思う。