私が10階を選んだ理由

私が2012年にホーチミン市にてマンションを購入した経緯は過去2度のエントリ()に記したとおりであるが、今住んでいるマンションの部屋は10階に位置している。複数選択肢があった中、購入時にあえてこの階を選んだのであるが、その理由を今回のエントリで述べたいと思う。

 

 1. 蚊やゴキブリを避けたい

ある程度の高層階になると蚊やゴキブリが出なくなる、とネットで読んだ。日本の場合それがおおよそ5階以上ということだったので安全率をかけてもう少し高い階にした。

 

2. 火災が心配である

そうかと言ってあまり高い階にするとベトナムなので火災が心配である。3階以上にする時点で直接窓から飛び降りることは無理ではあるのだが、はしご車が届く範囲というのがあるはずである。ベトナムの消防署が所有するはしご車の届く範囲を把握することはできなかったが、日本での小型はしご車の届く範囲が10階という記事を見て、これも一つの決め手となった。

 

3. 停電が心配である

竣工したてのマンションであったので、停電がどの程度頻繁に起きるのか、自家用発電でどこまで対応可能か、把握できない部分があった。それもあって、階段を使って上る必要が一定の頻度で発生するようであれば、あまり高い階を選ぶと死ぬなと思い、中層にした。

 

4. そうは言っても景色は楽しみたい

今のマンションを選んだ最大の理由は近くに流れる川を一望できるという点だったので、そうは言ってもある程度の高さは欲しかった。

 

5. タワマンカースト的な発想も多少気になった

高層マンションに住む以上は、今後の精神衛生を考えるとある程度の高さの階に住んでおきたいとも思った。10階であればぎりぎり二桁なので、「あ、あなたは一桁の住民なのね」という高層階住民の選民意識に悩まされないのではと期待した。

 

いまのところ、階段は7年間で1度しか使ったことがないのでもう少し高い階でも良かったかなとも思う。ただ、火災はいつ起きるかわからないし、蚊やゴキブリもほとんど出ず、選民意識に苛まされることもないので当時の選択は間違っていなかったと考える。今後ベトナムでマンションの購入を検討されている皆さんの参考になれば幸いである。